このホームページでは、私の吉備国際大学における研究活動を中心に記録しています。保健福祉研究所が主な研究の拠点です。
私は歩行分析を学位論文のテーマとして研究に取り組み、学位取得後平成6年4月より1年間米国ジョンスホプキンス大学整形外科バイオメカニクス研究室に留学しました。帰国して平成7年4月に吉備国際大学に赴任して以降、一貫してリハビリテーションのバイオメカニクス的研究を行ってきました。
主に興味を持ったのが当時欧米のスポーツ医学で注目を集めていたClosed Kinetic Chainのコンセプトで、膝関節に理想的なリハビリテーション器機の開発に取り組み、地元岡山のリハメーカーであるオージー技研との共同研究でIsokinetic Closed Kinetic Chain Exerciseが行える評価訓練機を開発いたしました。
その一方で、膝痛で苦しんでいる患者さんのために、特別な器機を必要とせず自宅のお風呂で簡単にリハビリができる方法として入浴エクササイズを考案して普及に努めてまいりました。お風呂の外でも同様のエクササイズができるようにシーティングベルトも開発しました。
最近はリハビリテーションにおける電気刺激の応用に着目しており、本学の加納良男教授とともに培養神経細胞を用いて分子生物学的研究にも取り組んでおります。